羅立文プロ14-1解説その5

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こんにちは、スタッフ野田です。

羅立文(ローリーウェン)プロによる14-1解説動画その5です。

新生POOLLABOをオープンして、羅プロのプレーがより身近に見られるようになりました。

お近くの方もそうでない方もぜひお立ち寄りください。

今回も例によって、1球ずつ次に何をしたいかを説明しながら撞いてもらっています。

それでは早速動画をご覧いただきましょう。

 

 

今回は最も一般的なラックの側面中央近くを叩くブレイクから始めてもらいました。

ブレイクでは手球がヘッドレールに入るほどの引きがかかっています。
これは意図してそうなったわけではなく、押すと左フット側コーナーへのスクラッチが懸念されるために引きをかけているのですが、手球がラック内の的球に当たる角度がわずかに違うだけで大きく動き方が変わってしまうので、ブレイク後の手球のポジションを正確にコントロールすることが大変難しいのです。

手球が遠く離れてしまいましたが、スクラッチしたりラックにくっついてしまうよりはマシだという考えに基づいています。

 

 

ブレイク直後の配置です。

狙える的球はいくつかありますが、まずは無理をせず最も入れやすい12番から3番に出します。

3番から1番に出して、1番から強く引いて手球を6番に当ててブレイクしにいきます。
ブレイクはなるべく押し球で行なう方が威力があるのでよいのですが、そんなことも言っていられない場面も多々あります。
6番と2番の間に手球が向かうとラックの中に埋もれてしまいそうですが、保険として7番がありますので、手球が6番に当たればまず大丈夫です。

ブレイクに成功し、4・6・7番と取ったところです。
次は15番をサイドに取るのですが、その後どうするかは意見が分かれるところではないでしょうか。
ブレイクボールの候補がたくさんある(2・8・13・14番)ので取り方の選択肢もたくさんあり、どれが正解とは言えないのです。
羅プロは熟考の末にブレイクボールを13番に決めましたが、途中でブレイクボールを変更する可能性を
常に考えに入れているそうです。

15・2番と取ったところです。
2番から引いて手球を14番に厚く当てて止めています。
14番がキーボールとして良い位置になったので、5・11・9・8・14番の取り切りを目指します。
その際にキモとなるのは8番に厚く出せるかどうかです。
8番をストップショットで取れれば14番がサイドにほぼ真っ直ぐになるため容易にブレイクポジションが
取れます。
8番に厚く出すためには9番に厚い左フリが必要で、角度の許容範囲は20度くらいでしょうか。
もし11番が薄くなるとその範囲内にポジションするのが難しくなります。
ここまで考えたうえで5番を入れにいくことが必要とされるのです。

 

8番をストップショットで取って理想的な配置になりました。
14番を入れて手球をゆっくり前に出し、ブレイクしやすい厚みにもっていきます。
もし8番が真っ直ぐにならなかったら何かしらの小細工が必要になってくるのですが、
当然そういったことも想定したうえでプレーしているそうです。

 

 

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