超初心者用ビリヤード・ドリル #002

B!

こんにちは、スタッフ野田です。
「超初心者用ビリヤード・ドリル」第2弾はビリヤードテーブル各部の名称とボールについてです。
下図をご覧ください。

 

 

代表的なビリヤードテーブルの平面図です。
プレー用のエリアは縦の長さが横の2倍ある長方形になっています。(254cmx127cm)

したがってテーブル全体の大きさはおおよそ3mx1.5mほどになります。
ゲームの最初に的球を集めてセットする(ラックするといいます)側をフットと呼び、
大抵はポケットした的球が戻ってくる球受けが下部についています。
反対側をヘッドと呼び、ブレイクショット(ゲーム最初のショット)はこちら側から行ないます。
では各部を説明しましょう。
①フットスポット
丸いシールがこの位置に貼り付けられています。
このシールの上に先頭の的球を置いてラックするゲームがほとんどです。
②センタースポット
テーブル中央を示します。使われる頻度はあまり多くないので、目印のシールが
貼られていないこともあります。
③ヘッドスポット
フットスポットとは反対側に位置します。
ごく限られたゲームでしか使われないので、何も印がついていないことがほとんどです。
④テーブルベッド
ボールが動き回るエリアです。石板(スレート)の上に上質のラシャが張ってあります。
⑤クッション
硬質ゴムでできていて、表面にはテーブルベッドと同じラシャが張ってあります。
6本のクッションでテーブルベッドを囲んでおり、短辺側を短(たん)クッション、
長辺側を長(ちょう)クッションと呼びます。
⑥レール
クッションが取り付けられている、テーブルの四方を囲む枠です。
フット側をフットレール、ヘッド側をヘッドレール、2つの長辺側をサイドレールと呼びます。
⑦ポイント
レールに等間隔で埋め込まれている目印です。昔は菱形をしていたためダイヤモンドと
呼ばれていましたが、現在は丸形がほとんどです。
「2ポイント離れている」といったように、距離を示す用語としても使われます。
⑧コーナーポケット
四隅にある4つのポケットです。
⑨サイドポケット
サイドレール中央にある2つのポケットです。
コーナーポケットより少し広くなっています。

図には示していませんが、長クッションのヘッド側から2ポイントの位置を結ぶラインをヘッドラインと呼びます。(ヘッドライン中央にヘッドスポットが位置することになります)

このラインよりヘッド側のエリアを「ヘッドライン内」あるいは「キッチン」と呼び、ブレイクショットの際にはこのエリア内に手球を置いて行なうゲームがほとんどです。

 

次にボールについての解説です。

 

ポケットビリヤードのボールは1個の手球(てだま)と①~⑮までの番号がついた的球(まとだま)の16個で構成されています。

製品によって色の異なるものがあります。

そのデザインから①~⑧がソリッド・ボール、⑨~⑮がストライプ・ボールと呼ばれます。
①と⑨は黄色、②と⑩は青といったようにソリッドとストライプで対応した同じ色が付けられています。
⑯の的球があるとしたら(実際にあり、特殊なゲームで使用します)それは黒のストライプになるわけです。

 

手球です。白球(しろだま)という俗名もあります。

昔の手球は何も印がない真っ白の球でしたが、その後メーカーロゴやドットが入れられるようになり、現在は回転の様子が分かりやすいように赤い印が6個入ったシックスドットボールと呼ばれるものが主流です。

キューで手球を撞(つ)いて、手球を的球にぶつけて的球をポケットに落とすのがポケットビリヤードです。

次回は基本的なフォームについての解説をお届けする予定です。

今年ももう終わりですね。
年末年始にビリヤード場通いもいいですが、ゆっくりできる時間ができたら本やDVDで知識を付けるのもオススメです。

 

 

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