こんにちは、スタッフ野田です。
エキスポレポート第6弾です。
今回はその他のブースをご紹介しましょう。
まずはベル・フォレストという、木材を売っているブースです。
キュー製作がしやすいサイズにカットした色々な銘木の角材を販売しています。
メイプルや黒檀はもちろん、パープルハート、スネークウッド、ココボロ、オリーブウッド、ゴンカロアルブス、果ては輸出入が厳しく制限されているブラジリアン・ローズウッドまであります。
もちろん一般の人がこんなものを買うはずがなく、買い手はキューの製作をする人に限られてきますが、実際に個々の木目の具合などを確かめて購入できるので、多くのキューメーカーあるいはその関係者とおぼしき人々がまとめ買いしている光景を目にしました。
これはエキスポで販売されていたラックシートです。
はっきり言ってオリーブさんが製作しているラックシートの模倣品なのですが、アメリカではこれが広く使われています。品質は劣るのですが、値段の安さで売れるのでしょう。筒形のラックシートを入れるコンテナもあります。
これはグリップの革巻きに使う材料です。アメリカ人好みの派手なデザインが多いですね。
これはカットショットという練習用ボールのブースです。
表面に100個以上の目印があり、手球として使う場合は「この赤い三角の部分を撞く」といったように撞点を示すことができます。
的球として使う場合は同様にして手球との接触点を示すことができます。
通常の的球には無地の部分が多く、特に遠い球では接触点を見切ることが難しいのですが、これはそれを助けてくれます。
アメリカの有名なビリヤード定期刊行雑誌「プール&ビリヤードマガジン」のブースです。
「ビリヤードダイジェスト」とともに最も古くから発行されている雑誌です。
私も長年購読していますが、時代の流れでネット配信に切り替わりつつあります。
お次はトライアングル・ラックです。
アメリカ人はよほどトライアングル・ラックに思い入れがあるのか、毎年新しいアイディアを凝らしたトライアングルが作られては消えていきます。
これはビル・ウエスリーという人が考案したトライアングル・ラックです。
この眼鏡をかけた人がビル・ウエスリーです。
形状や構成部品にいろいろ工夫がしてあり丈夫で精度を高くしているのですが、はたしてこれが通常の物とどれだけ実使用において差が出るのかは疑問です。
もうひとつ、トライアングルのご紹介を。
RYOラックという製品です。
これはラックを構成する3辺の部品を強力な磁石でくっつけて使うというものです。使わないときは分解して布ケースに入れて手軽に持ち運べるというアイディア商品です。
また、各部品の外側には色々なデザインの色板を差し込むことができるようになっており、
気分によってデザインを変えたり店名などを入れたりすることが可能です。
試してみましたが、ボールを強く押さえると接合部が離れてしまいました。
磁石でトライアングルをくっつけるのはちょっと無理があるようです。
磁石よりも凹凸の組み合わせで嵌め合わせた方がいいのでは?
こちらはエキスポでは定番のビリヤード関係のデザインを施したTシャツなどを販売するブースです。
オメガなどのブースでも売っているのですが、こういったアパレル関係の商品だけでブースが出るほど人気があるのです。
アメリカの人たちには失敗を恐れずに自分が良いと思ったアイディアをすぐに商品化してしまうというバイタリティがあると感じます。実際に成功するものは少ないのですが、面白いアイディアに触れるのは楽しいです。
今回はここまで。
近日中に第7弾を公開予定です。