こんにちは、スタッフ野田です。
一見どうしようもない配置から一発で脱出する必殺技の数々をご紹介する「不可能を可能にするショット」の第15弾です。
では配置図をご覧ください。
ゲームはナインボールで、①は手球のすぐ近くにあるのですが、直接はもちろんバンクを使っても狙えそうなポケットがありません。
①さえ入れば次に②⑨コンビでこのラックは終わりという状況です。
セーフティはしないという前提で、あなたはこの①を何とかする方法を思いつくでしょうか。
ポイントは手球と①が近接していて、さらにそれがポケットの近くにあるということです。
成功の可能性は高くはありませんが、出会い球で①を入れることが可能です。
動画をご覧ください。
このショットは次のようにして行なわれています。
1.ストップショットで1番の正面に当てる。
手球は停止させる。
2.①が長クッションから跳ね返ってくるコースがわずかに手球の左側(ポケット側)に
なっている。
3.クッションに反射した①が手球の左側に当たってポケットに向かう。
といった次第です。
手球をストップさせながら①のコースを微妙にコントロールしなければならないのが、このショットの難しいところです。
わずかなヒネリが手球にかかるだけでも①のコースはズレてしまいます。逆に言えばこのわずかなヒネリを利用して手球を止めながら①のコースを調整することが可能です。
これはコーナーポケットを使った例ですが、サイドポケットでも同様のショットが可能で、サイドの場合は短クッションを使ったショットもできます。
やはり①さえ入れば・・・という配置で、同じ方法で①を短クッションに跳ね返してサイドポケットに狙うことができます。
ただ、この場合は①をサイドに斜めに狙うために、更に精度が必要となります。
このショットが可能となる状況は非常に限られていますが、それでもスタッフ野田は実際のゲームでこれと似たようなショットを成功させたことがあります。
5・9や5・10ゲームなどの多人数撞きでセーフティができないときに、一か八か狙ってみてください。成功すれば対戦相手の度肝を抜くこと間違いなしです。
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