ガリアッシー・キュー

マイク・ガリアッシーのキューです。
「ガリアッシー? 聞いたことない!」という方でも、スレッジハンマーの名前をご存知の方は多いでしょう。いわゆる先角一体型のタップで一世を風靡したキューです。
実はスタッフ野田は個人的にこのキューにちょっとした思い出があります。それはキュー自体やキューメーカーに対してではなく、このキューが使われるようになった経緯についてです。
これが登場した当時、日本では樹脂のタップは使えないというルールになっていました。このルールができたために在庫の樹脂タップ付きのキューを売ることができなくなって困った業者さんもいたようです。
ところがアメリカでこのキューが登場して世界中で使われるようになり、日本だけダメというわけにもいかず容認されるようになりました。時代の流れによってルールが変わるんだなあと思いました。
そして現在、ジャンプキューやブレイクキューに樹脂タップは当たり前のように使われています。

 


フォアアームです。
染色されたバールウッドに黒檀で縁取りされた大きなターコイズのダイヤインレイがハギのように入っています。
プロプレーヤーだったマイクはキューの修理作業を目にして自分もやりたいと思って結局キューメーカーになってしまったという人で、最新のCNCマシンや紫外線硬化塗料などを揃えてキュー製作をしています。
もちろんスレッジハンマーだけではなく、通常のプレー用キューも作っています。

バットスリーブです。
フォアアームと同じデザインです。
バットキャップにスレッジハンマーの名前と特許出願中の表記がされています。先角一体型の特許なのだと思うのですが、実はスレッジハンマーが世に出る何年も前にすでにそのような先角を持つキューは存在していました。実のところ誰でも思い付くようなアイディアだったので、特許を取るなんてことを考えた人がいなかったということではなかったのかと思います。
ちなみにスレッジハンマーとは大槌(金槌のデカイやつ)のことで、大打撃を与えることを意味します。

ジョイントです。
ごく普通の10山フラットフェイス・ジョイントです。
リングはいわゆる梯子模様のラダーリングです。
ムサシなどもこのパターンですね。多くのメーカーが採用している定番ともいえるデザインです。

フォアア-ムにあるサインです。
フルネームのサインと製作年度が2003年であること、そして2本だけの限定生産で、これがそのうちの1本目であることを示しています。

 

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「My Favorite Cues」ページでは、皆様のお気に入りキューを紹介するページです。

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必要な写真は以下の4点となっております。

①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
※お客様のこだわりや自慢のエピソードなどもございましたら、是非メッセージご記入をお願い致します。

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