GINACUE

2016年に製作されたジナキューです。

製作者アーニー・ギュテレスはもう80歳に手が届こうかという年齢で、バックオーダーを片付けたらあとは気が向いた時に作るだけだと言っています。後継者もいないので新たなジナキューが作られるのはもうあと数年限りでしょう。
このキューは全体としてはジナキューによくみられる子持ち8剣のデザインですが、リングワークなどに独自の特徴があります。

フォアアームです。
ステインのかけられたメイプルのバットにパープルハートのハギが入っています。
ハギには黒のベニヤがついており、長いハギの中にはノッチドダイヤのインレイ、それぞれのハギの先端にもインレイが施されています。

このような薄い縁取りベニヤは破損しやすく、製作時に大変気を遣います。

スタッフ野田はジナキューの工房に何回か行きましたが、いつもゴミ箱の中には破損したベニヤ板や杢目が気に入らないといって廃棄処分となった板材などがあって、お土産にそれらをもらってくるのが楽しみだったりします。

バットスリーブです。
フォアアーム同様、メイプルとパープルハートの構成で、ノッチドダイヤのインレイがあります。
大小のドットインレイが入ったリングを挟む、赤・黒・シルバーのリングワークがこのキューの一番の特徴だと思います。
スタッフ野田は、このようなリングワークを他のジナキューで見たことがありません。

ジョイントです。
いつもの18山パイロテッドです。
ファースト・エディションの頃から一貫して5/16-18山のジョイントを使い続けています。

シャフトとジョイントカラーの下にも特徴的な赤・黒・シルバーのリングワークがあります。赤い部分は本当に真っ赤で、シルバーの輝きと相まって大変奇麗です。

 

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必要な写真は以下の4点となっております。

①全体 ②フォアアーム ③バットスリーブ ④ジョイント

※写真角度などは紹介されているキューをご参照ください。
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