TAD'S CUSTOM CUES
子持ち8剣のタッドキューです。
クラシックの王道といったデザインです。
現代的なデザインのタッドもありますが、「タッドといえばクラシックデザイン!」という方も多いでしょう。
似たようなデザインのキューは世の中に無数にあるのに、一目でタッドだと分かる個性があるところがすごいですね。
フォアアームです。
ベニヤ付の子持ち8剣です。
8剣なのでただでさえハギが細くなるのに、ハギとハギの間隔が広いのでなおさら細いハギになっています。
細いハギに細いベニヤを複数入れるのは大変だと思います。
各ハギの頂点にはクローバーリーフのインレイがあります。
ザンボッティやジナキューでもよく使われますね。スタッフ野田もこれが大好きで、いろいろなキューメーカーにクローバーリーフを付けたキューを製作してもらいました。
バットスリーブです。
日本ではキューコレクターの間で俗に「オタマジャクシ」と呼ばれているデザインです。
タッドを代表する人気のあるデザインの1つで、フォアアームにこのデザインを使ったキューもあります。
しかし人気がある割にはこのデザインのタッドはあまり見かけないので、製作本数は思いのほか少ないのかもしれません。
バットキャップはデルリンです。
多くのキューメーカーはデザインを施すバットスリーブの範囲を広くするためにバットキャップは必要最低限の長さにとどめるのですが、不必要に(?)長いのがタッドの特徴の1つで、より長いバットキャップのタッドを探し求めるコレクターがいるくらいです。
ウェイトボルトはなく、簡単に重さやバランスを変更することはできません。
それでもタッドファンが多いのは、もうキューの性能がどうのという話ではなく、一種の憧れのようなものがそこにあるからなのかもしれません。
こちらはタッドとは真逆の現代的なデザインですが、なかなかお目にかかれない憧れのキューという点は同じですね。
HAKUキュー