TAD’S CUSTOM CUE
タッドです。
撮影環境のために影が邪魔になってしまっていますが、ご容赦ください。
タッドについては何度も登場しているので、今更メーカーについての説明は必要ないと思います。
フォアアームです。
バーズアイメイプルのバットに黒檀の4本ハギデザインです。
ベニヤの入れ方がちょっと変わっていますね。
黒檀のハギを薄いメイプルのベニヤを挟んで厚い黒檀で縁取りしています。
一見、何の変哲もないデザインのようですが、なかなか珍しいと思います。
ハギの中にはマザーオブパールでノッチドダイヤとドットのインレイが入っています。こちらは定番のクラシックデザインですね。
ジョイントカラーの下のリングワークがニッケルシルバーのようなので、かなり古いタッドだと思われます。
キュー尻です。
デルリンの長いバットキャップがタッドだと主張しています。
バットスリーブは4つの長方形でマザーオブパールのノッチドダイヤを囲んだデザインです。
このデザインを最初に考案したのがタッドかどうかは分かりませんが、タッドの代表的なデザインの1つとなっていることは間違いありません。
ダッシュラインでマザーオブパールのドットを挟んだリングワークもタッドらしいですね。
バットスリーブ上部に白樹脂のリングが入っていることからもかなり古いキューであることが分かります。(最近の作品でも入っていることがありますが)
このリング上にTADのロゴマークが入っています。これも珍しいですね。
スタッフ野田はここにロゴが入ったタッドは数本しか見たことがありません。
ジョイントです。
言わずと知れた5/16-18山のパイロテッド・ジョイントです。
タッドは製作時期によってジョイントカラーの内径が異なるので、オリジナル以外の18山のシャフト(別のタッドキューのものでも)だとシャフト側のダボの径が大きくて入らない場合があります。
キューショップジャパンには18山のシャフトもいろいろあります。