PREDATOR CUES
プレデター・キューです。
ロンゴーニとのコラボキューです。
プレデター社は昔からジョスやジャコビー、そしてMezzなどとコラボして特別製のキューを企画しています。
バットの製作を委託して、それに314などのプレデター製シャフトを付けて数量限定モデルとして販売するパターンです。
ロンゴーニ社は1950年代からキューを製作しているイタリアの老舗メーカーです。
スリークッション用キューのメーカーとして知られていますが、ポケットビリヤード用のキューも作っています。
フォアアームです。
木の種類が異なる親子8剣のデザインです。
ハギの先端が丸いことから、インレイハギであることが分かります。
グリップ(ハンドル)部分です。
このキューで最も目を引くのが、この部分に大きくインレイされたプレデターのマスコットである「プレデターキャット」です。
日本では「クロネコ」と呼ばれているとおり、通常はシルエットでしか見られないプレデターキャットですが、このインレイでは数種類の杢目の異なる材料を使って獲物を狙う表情などまで表現されています。
これはおそらくプレデター社でも初めての試みだったのではないでしょうか。
ロンゴーニ社はこのようにインレイで人や動物を表現しているキューの製作もしており、この手の細工が得意な職人がいるのかもしれません。
バットスリーブです。
フォアアームと同様のハギが入っています。
先端が尖っていないのがお分かりいただけると思います。
丸いドリルで削り出すのでこうなるわけですが、最近は非常に細いドリルビットが使えるようになってスプライス式の製法のものと見分けるのが難しくなってきています。
バットキャップにお馴染みのプレデターロゴがありますね。PREDATORは「肉食獣」の意味ですが、このプレデターキャットはネコ科の豹やピューマをイメージさせます。
ジョイントです。
純正のユニロックジョイントです。
プレデターキューはユニロックを採用しているものが多いのですが、これには理由があり、タマツキロボットを使用して色々なジョイントを試したらユニロックで最も良い結果が出たため主力商品の多くに採用することになったものです。
このあたりの開発秘話などもこのブログでご紹介していこうと思っています。
ロンゴーニのロゴとシリアルナンバーです。
イタリアらしく、ローマ数字で表記されています。
CXV/CLとなっていますが、これは115/150の意味で、150本製作されたうちの115本目であることを示しています。
キューショップジャパンにはプレデターの限定キューもいろいろあります。
プレデター キュー Willie526-5
プレデター PANTHERA4-1
プレデターMAESTRO2-2